フッ化物洗口について

先日、お取引先の歯科医院様でフッ素洗口に関する資料を拝見しました。

歯科に携わる者にとってフッ素はよく耳にするワードですが、歯科技工所では取扱うこともなく、
詳しい知識がないため非常に興味深く読ませていただきました。

資料によると、

・フッ素は歯を構成するカルシウムの結合を密にし、虫歯菌が作り出す酸に対する歯の抵抗力を
高める。

・虫歯菌が酸を作り出すのに必要な酵素の活性化を抑える。

・初期脱灰(虫歯の始まり)を再石灰化(正常な状態)を促進する。

などの効果があり、うがいの出来るようになる3~4歳くらいから低濃度のフッ素洗口を始めることで50~60%の永久歯虫歯を予防出来るようになるそうです。
また、成人や高齢者に関しても約40%ほどの予防効果が期待できるようです。

直接歯科技工の作業に関わる知識ではありませんが、先日参加させていただいたセミナーのように
チェアサイドにいる先生方の知識も吸収することで、より良い歯科医療を目指していければと思います。

(有)東北歯科精密 渡邉祐樹