技工士会、衛生士会合同セミナーに参加しました


4月1日に、郡山労働福祉会館で行われた郡山技工士会と郡山衛生士会による合同研修会に
参加してきました。

今までにいくつもセミナーには参加してきましたが、合同での研修会というものは初めてでした。
患者様のために協力して歯科医療に努める職種同士ですから、お互いがどのようなことを学んでいるかを知るということは大事だと思います。

衛生士部門では「フッ素について」「RDテスト」「位相差顕微鏡」についてのセミナーが行われました。
チェアサイドの基礎知識が無いため、全てを理解することは難しく感じましたが衛生士の方々も様々な方面からう蝕に対するアプローチを行っているのだな、と勉強になりました。

歯科技工士の部門では「Degital Dentistryはどう業界を変えるか」のセミナーが行われました。
CAD/CAMを始めとして、3Dプリンター、口腔内スキャナーといったデジタル化が進む歯科医療について講師のデニス須藤先生のお話をお聞きしました。

世界の口腔内スキャナーのシェア割合と日本のシェア割合を比較し、日本は他の先進国に比べ4年ほどデジタル化が遅れているとの指摘をされていましたが、個人的には日本の支台歯形成は縁下マージンが多いことや保険導入がなされないと通常の保険診療に使用できないことなどが遅れている原因ではないかと思いました。

しかし、少しずつとはいえ日本でも確実にデジタル化は進んでいます。
いずれは作業の多くがデジタルに置き換わっていくことでしょう。
これからの時代、私たち歯科技工士は手法の変化に柔軟に対応し、これまでの経験から得た歯牙の形態に導いてゆくしなやかさが求められると感じました。

(有)東北歯科精密 渡邉祐樹